還暦過ぎても

還暦過ぎても、心は少年のまま…

「Just Keep Buying」 ドル・コスト平均法でインデックス投資

私が会社勤めで後悔していることは、社員持ち株制度をまったく利用しなかったことです。

先輩や同僚には毎月結構な額を天引きで回している人がいて、それを横目で見ていましたが、結局、彼らは大きなリターンを手にしました。

(私の推定では数倍のリターンはラクにあったはず、毎月5%だったか10%の報奨金もあって、200円以下の株価の時代から積み立てて、売るときは10倍以上になっていたので…)

 


彼らはまさにドル・コスト平均法による「Just Keep Buying 」を実践したことになります。私もやっていればもう少し余裕のある老後が考えられたかも…と思うわけです。

 

ドル・コスト平均法は、常に一定金額を、定期的に購入する方法です。
投資金額を一定にすることで、価格が低いときには購入量(口数)が多く、価格が高いときには購入量(口数)が少なくなり、平均購入単価を抑えることが期待できます。

 

JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則
ニック・マジューリ :著 出版社:ダイヤモンド社

この本は、
ドルコスト平均法で、個別株は買わずにインデックス投資する(←ここが社員持ち株制度とは違う)ことを勧めるものです。

巻末に要約とも言うべき21の黄金ルールが載っています。

1 お金がない人は「貯金」を、お金がある人は「投資」を重視すべき
2 できる範囲で貯金
3 節約よりも収入アップ
4 「2倍ルール」で罪悪感を減らす
5 収入アップ分の50%以上を貯蓄する
6 借金は使い方次第
7 家は適切な場合のみ購入する
8 頭金は、まず現金で貯めることを検討する
9 リタイアで大切なのはお金だけではない
~リタイア後に何を達成したいのか、どのような生活を送りたいのかが大事
10 減り続ける「人的資本」を「金融資本」に置き換えるために投資する
11 オーナーのように考え、収益資産を買う
12 個別株は買わない
13 早く買ってゆっくり売る
14 できるだけ頻繁に投資する
15 投資とは配られたカードではなく、そのカードを使ってプレーすること
16 相場の変動は必然的に発生するが、恐れてはいけない
17 暴落は(通常は)買いのチャンス
18 過度に贅沢な暮らしをしようとして大きなリスクを背負うのではなく、十分な暮らしができるお金を確実に得ることを重視する
19 どれだけ資産が増えても、金持ちになったとは感じないが、それは問題ない
20 時間ほど重要な資産はない
21 私たちはすでにこのゲームをプレーしている


ただし、日本には当てはまりません。日本の株式市場は、30年以上も成長しないという1/8の確率で起こった例外です。インデックス投資していたのでは儲かりません。

では、米国の株なら良いのかとなります。
私は基本線は賛成とはいえ、全部鵜呑みにして実践するのも危ないと思われます。
(データ分析する際の設定に疑問がある箇所がありました)

いずれにしろ、今はインフレで貯金は目減りするばかりです。
投資を考えているのなら、読んでみてはいかがでしょうか?
参考になりますし、やさしく書いてあって読みやすいです。

 

 

 



【おまけ】
そんなことより私が興味を惹かれたのは、アメリカンファラオという米国で3冠を達成した馬の話。

それまで、というより、今でも馬は「血統」を重視します、
が、ジェフ・セーダーという競馬研究家が着目したのは「馬の心臓の大きさ、とくに左心室の大きさ」です。

その着眼のもと購入されたアメリカンファラオが大成功します。

詳しくはここに書いてあります。


diamond.jp

なんとか競馬予想のヒントにする方法はありませんかね?