還暦過ぎても

還暦過ぎても、心は少年のまま…

父所有の土地に不法投棄されていた話~田舎の人間関係と囚人のジレンマ

空き家になっている実家のメンテナンスのために帰省していました。

両親が家庭菜園をしていた土地(所有者は父親:今は放置状態)に行ったら、大量の古い木材杭が捨ててあるのを発見しました。

 

 


犯人はわかっています。
菜園の隣に住むI氏です。(証拠はないけど…)

このI家一家の強欲さは隣近所で有名な話になっています。


H家との土地の境界を侵害

隣地のH家との境をH家の主人が長期入院している隙に5mほど侵害してコンクリート舗装する → H家の主人と争いになるが、H家の主人はその最中に亡くなってしまう → H家が空き家になった今はさらに5mほど侵害して柵を立てている。


特養に入った叔母の財産を勝手に使って土地を買う

長年商売をしていたI家の叔母さん(子供なし)は、かなり資産を持っていたそうですが、それを勝手に使って、土地を買ったらしい。叔母さんはそれを知って嘆きながら亡くなったそうです。


他にもI家の悪行は止まらないわけですが、ではI氏一家が孤立しているかというとそうでもないようです。このI家に同調する家が数軒あります。

同調している家も同様で評判は悪いです。

田舎では、こういった「自分さえ良ければ良い」という極端な人が増えていると思われます。

もともと農村というのは、田んぼに水を引いたり農繁期なども助け合わないと生きていけないところだったはず…。

それがそんな人たちのために共同体が壊れているわけです。

田舎の人は良い人というのは幻想です。

もちろん大半は暖かい良い人たちです。が、I家のようなところがあると、どんどん蝕まれていきます。

と、長い前置きとなりましたが、この状況はゲーム理論でいう囚人のジレンマではないかと思い当たりました。

 

囚人のジレンマとは…、ゲームの理論における重要な概念の一つ。二人の容疑者が別室で尋問され、一方が自白し、もう一方が黙秘の場合、前者は釈放、後者は10年の懲役となり、二人とも黙秘の場合は懲役1年、二人とも自白の場合は懲役5年となるとする。この条件のもとで二人が最大の利益を得るためには二人とも黙秘することだが、相手の裏切りを恐れて結果的にどちらも自白するというジレンマが生じる。個人が自らの利益のみを追求している限り、必ずしも全体の合理的な選択に結び付くわけではないことを示している。

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囚人のジレンマは、個人が自らの利益のみを追求している限り、全体の合理的な選択には結び付かないことを示しています。

I家の自分が良ければという行動(囚人のジレンマでは自白=裏切り)にどう対応するか?

囚人のジレンマでは、「しっぺ返し戦略」が最強とされています。
今回も「関わらない、無視する」では相手は増長する(というか、またゴミを捨てられる)から、早く「やられたらやり返すこと」が必要だと思います。

ではどうやり返すか? 思案しているところです。