殆どの人は知らない話だと思いますが、昔「サメの脳みそ」と言われた総理大臣がテレビで記者とこんなやりとりをしていました。
記者:後でご連絡します
サメ脳総理:君、連絡するのは君だろ、自分のことに「ご」を付けるのはおかしいだろう。「連絡します」で良いんだよ。だから若いもんは…
「NHKが悩む日本語 放送現場でよくある ことばの疑問」 を読んでいたら、この話を思い出しました。
33ページに謙譲語1 の例として、「先生をご案内します」というのが出てきます。
謙譲語1とは「自分側から相手側又は第三者に向かう行為・ものごとなどについて、その向かう先の人物を立てて述べるもの」です。
したがって、同様に「ご連絡します」「ご報告します」も謙譲表現として問題ないことになります。
しかし、世の中にはサメ脳総理みたいに感じる人も多くて、私もあまり知らない人にメールを送るときにちょっと考えたりしました。
- 連絡します
- 連絡致します
- 連絡申し上げます
- 連絡させて頂きます
- ご連絡します
- ご連絡致します
- ご連絡申し上げます
- ご連絡させて頂きます、などなど
皆さんはどうしているか少し気になります。
余談ですが
以前ラジオでTBSの安住アナが、クレームが恐いので、局のアナウンサーがなんでも「させて頂く」を付ける風潮を嘆いていましたが、私も煩わしいので極力使いません。