還暦過ぎても

還暦過ぎても、心は少年のまま…

高齢の親の携帯(ドコモ ガラケー)を代理解約 ネットが便利だった

高齢の親が、認知症や身体が動かない等で、携帯電話を使えなくなったので解約したいと考える方の参考になればと記事にしました。

 

特養に入っている90歳の老父が携帯(ドコモのガラケー)を使わなく(使えなく)なって、2年が過ぎました。


その間、1秒も使ってないのに毎月 3,148円が引き落とされて来ました。このまま3Gが終了する2026年3月まで(あと3年!)待つのもなんなので、特養の職員が預かっている老父の携帯電話を引き渡してもらって、解約処理をしました。

 

 

ドコモのショップに行くと、委任状とかややこしくなります。そもそもドコモショップは、dアカウントを作って予約しないと受け付けてももらえません。そのくせ長時間待たされますし、変なアンケートに答えさせられます。ネットで済ますのが良いです。


1.用意したもの

携帯電話(FOMAカード UIM)、充電器、ネットワーク暗証番号、端末暗証番号

 


充電器は線が切れていて使えません。Amazonでケーブルのみを購入しました。1AのUSB ACアダプタ(右端)に繋げて使います。

 

 

携帯電話はずっと電源を入れていませんでした。使えなければ、どこかに余っているドコモ携帯を探してきてUIMカードを差し替える必要がありますが……、無事立ち上がりました。

ネットワーク暗証番号は私の記憶にありました。元気なころに会話のなかで聞いていたからです。

端末暗証番号は、ドコモの場合初期値はほとんど「0000」です。変えてない人も多いと思います。老父の場合はネットワーク暗証番号と同じでした。



2.dアカウント(ID、パスワード)を確認

ドコモの場合は、なにをするにも dアカウントが必要になっています。

IDをお忘れの方‐iモード接続のお客さま‐ に従って、父親のdアカウント(ID、パスワード)を確認します。

 

 id.smt.docomo.ne.jp

 


「iMenu」 →「お客様サポート」→「各種設定(確認・変更・利用)」→「ID/パスワード設定・変更」 →「dアカウント/パスワード」へと進みます。

と、dアカウントを設定していないことがわかったので、新たに設定しました。

もしdアカウントを設定していたとしても「パスワードの確認」からIDとパスワードが分かるようになっています。



3.余っているdポイントを使う

このまま5に進んで、即退会しても良いのですが、いちおう3と4をやっておきました。

先ず、貯まっていたdポイントを料金の支払いに使いたいと思います。

 

「iMenu」 →「お客様サポート」→「dポイントクラブ」に進むと、保有しているdポイントが出てきました。

 



dポイントは、960ポイント残っていました。
元気なころは、数千ポイントはあったのですが、1ポイントも使わないまま消滅してしまっています。

これを「つかう」から「料金の支払いに使う」を選び、全ポイントを充当させました。タイミングの問題もあって、上手くいくかはわかりませんが…。

 


4.電話帳データをPCに移す

老父は几帳面な人で、電話帳に数百件電話番号などが入っていました。
念のためデータをPCに移して保管することにします。(なにかあったら遠い親戚などに連絡する場合があるかも…)

ドコモのお預かりサービスを使う方法もありますが、パケット代がかかることから、MicroSDカードに移します。

 


「ツール」→「MicroSDカードを使う」→「MicroSDカードにデータを保存する」→暗証番号入力 →保存する対象「電話帳」を選択して、「保存」を押します。

保存した電話帳データは、vCard ファイルとなっています。
これをそのままテキストエディタで読んでも良いのですが、csvファイルに変換します。

VCF CSV 変換
 

 www.aconvert.com




すると
・文字化け (utf-8ファイルなので、shift-jisに変換する必要あり)
・電話番号の最初の「0」が消える(文字列に変換して、”0”を& 関数で足す)
問題があります。が、解決は難しくないので、ここでは省略します。


5.解約する

携帯電話の解約お手続き方法 から、2.で作ったdアカウントでPCでログインし、いよいよ解約に進みます。 

 www.docomo.ne.jp



ところが、途中で

今後の連絡のために、webメールの登録が必要になったり(まあ、これは分かります)

2段階認証のために携帯電話番号を登録しないと、先に進めなくなります。
(折角、携帯電話を解約するのに、別の携帯番号が必要になるのはおかしな話です (#^ω^)(#^ω^)

この後、勝手にログアウトされたり、いらない面倒なアンケートが出て来たりして、怒りたくなるのを我慢して進めると、やっとのことで解約の手続きの完了です。

 


6.感想に代えて

1)ガラケーは優秀

何年かぶりでガラケーを触ってみて、ガラケーは優秀だなぁとあらためて思いました。

14年も前のガラケーですが、サクサク動きます。通話もノイズは少ないし、電池も10年ほど毎日使っていたのにまだ持ちます。スマホでは考えられないですね。



2)ドコモのシステムは顧客に不親切極まりない

先ず、ナビゲーションが悪いです。案内に従って順番にやっているはずが堂々巡りになることもしばしば起こります。

また何度も同じようにログインを繰り返さないといけない(その度に2段階認証が必要になる)のもいけません。

私のようなアンチNTT、アンチdocomoの人間には分かりにくく、面倒くさくてしょうがありません。

だいたいdアカウントがあって、dポイントクラブがあって、WebビリングとMyビリングも、ってなんやねん。連結すれば良いという問題はないぞ。

ドコモ-NTT なんか高齢者の割合が高いんだから、シンプルで分かりやすいシステムにしないといけないのに逆方向に行ってる感じ。
今後関わることはないなぁ。

解約をわざと面倒臭く、ややこしくするのは、プロバイダなどでも経験しましたが、離れていく客に意地悪しても得るものはないぞと教えてやりたいです。


3)携帯電話会社にはインフラ企業としての行動が求められるのでは?

例えば水道代がいつもより多かったら、メーターの検針する人から「水漏れしてませんか?」と尋ねられます。反対に、不在にしてて少なかった月には「お留守でしたか?」とわざわざ玄関のインターホンを鳴らして尋ねられたこともあります。

一方でドコモの場合は、カケホーダイの契約なのに丸2年間1秒も使ってないわけで、知らんふりして金を取るだけというのはいかがなものでしょうか? インフラ企業であれば、顧客へのサポートとしてなにかアクションがあっても良いように思います。

こんな話をドコモの女性にしてみましたが、鼻で笑われました(#^ω^)(#^ω^)

 

4)まとめ

携帯の解約はネットでするのが便利だと実感しました。そのためには、親のケータイのネットワーク暗証番号を知っておくことが大事です。