大量にアルコールを摂取すると、脳が委縮し、脳の構造も劣化することがわかっています。しかし、少量のアルコールでも脳は委縮する ようです。
最近の報告によると…
英国の40歳から69歳までの36,678人の健康な成人について、アルコール摂取と脳構造の関連を調べたところ、1日平均1〜2アルコール単位しか消費していなくても、明らかに負の相関が見られたということです。
出典:
*アルコール1単位とは、純アルコールに換算して20gです。
この1単位を各種アルコール飲料に換算すると、ビールはロング缶 1本(500ml)、日本酒は1合(180ml)、ウイスキーはダブル1杯(60ml)、焼酎0.6合(110ml)が目安となります。
従来、酒は百薬の長と言われて、適量(アルコール1単位程度)のお酒は体に良いことが信じられてきました。しかし最近は、少量の酒でも体に悪いという主張が強まっているようです。
参考:
私が思うに「適量のお酒は体に良い」というのは、原因と結果の関係を取り違えているのではないでしょうか。つまり、健康で長寿の人は、健康だからこそお酒を適量飲み続けられているのではないかと…。