先日、新門司から横須賀まで 東京九州フェリー に乗船しました。
新しくてきれいな設備でしたし、一番下のクラス(ツーリストA)でも、昔のように雑魚寝ということもなく快適に過ごせました。
風呂も広くて、サウナや露天風呂(波が静かでも結構揺れるけど、かえってそれが面白い)もついています。
料金的にも
徒歩乗船だと、12,000円からと高速バス並みの料金で行けるし
乗用車で行っても、5m未満(小型乗用車、普通乗用車クラス)で運賃1人分込みで40,000円からと飛行機並みの料金で行けるとあって
九州へ行く際にはかなり魅力的な選択肢になると思いました。
東京九州フェリーのサイト tqf.co.jp
注:もう1つオーシャン東九フェリー(有明ー徳島ー新門司)というのがありますので、お間違えないように…
この東京九州フェリーに関する情報や乗船記は、ブログやYoutubeでたくさん見れます。そこで、この記事ではそれらではあまり見られなかったり、見解が違う内容について書きたいと思います。
今回乗った便:
東京九州フェリー はまゆう(「それいゆ」と「はまゆう」の2隻が就航しています)
新門司発 23:55
横須賀着 翌日 20:45
(定刻通り)
1.ビール等アルコール類が値上がりしていた
フェリー内では ビール等アルコール類は買えます。ただし、自販機では14時30分以降は販売されません。売店やレストランでは買えるようです。
ビールなどの12月現在の価格は以下の通りです。リーズナブルな価格ですが、5カ月ほど前に書かれたブログの情報より50円ほど値上がりしていました。
キリン一番搾り500ml 350円 → 400円
キリン一番搾り350ml 270円 → 320円
淡麗500ml 270円 → 320円
淡麗350ml 200円 → 250円
淡麗糖質70%オフ500ml 270円 → 320円
淡麗糖質70%オフ350ml 200円 → 250円
氷結レモン350ml 170円 → 210円
氷結グレープフルーツ350ml 170円 → 210円
レストラン内の生ビールも、570円から600円に値上げされていました。
2.船内の通信状況について
1)携帯がつながる時間
携帯電話がつながるのは陸地に近い地点を通行するときだけです。
具体的には
くらいかと…
また基本4Gですが、なかには3Gで繋がっている時間もありました。
2)船内のWi-Fiについて
船内では 無料のフリーWi-Fiが飛んでいます。太平洋フェリーのようにレンタルWi-Fiを貸し出すようなことはしていません。
フリーWi-Fiは、1回30分、1日5回までつなぐことができます。
認証は、X(旧ツイッター)かメールアドレスを登録して行います。
しかし、つながる時間帯は、上の携帯がつながる時間と同じです。
(おそらくSoftbank回線では? Docomo回線ではないような…)
しかも繋がらなくなるとログアウトしてしまうようで、あっという間に5回分を消化してしまいました。
正直言って、使うのは諦めた方が良いレベルです。
船内では他に過ごす手段(本や通信しないゲームなど)を持っていた方が良いと思いました。
3)決済は衛星回線
船内ではクレジットカードや電子マネーが使えます。
決済用には衛星回線を使用しているからです。が、少し時間がかかります。
そのため少し多めの金額を決済するときはドキドキします。
しかし、1度も決済エラーにはなりませんでした。
3.空いていて当日予約でもOK
主体はトラック🚚運送です。
繁忙時は知りませんが、通常時は一般客は空いているようです。
私は2週間ほどウォッチしていましたが、一部の個室を除いて、いつも当日予約できました。
私が乗ったときは、トラック以外は
- 車 20台
- オートバイ 2台
- 自転車 1台
といった状況でした。
私たちが泊まった大部屋タイプのツーリストAの部屋では、22名定員に対して私たちを含めて3人しかいませんでした。
トラックのドライバーさんは、一般客立入禁止のドライバーズルームという部屋で寝泊まりしています。彼らはすぐわかります。たいていジャージ姿のサンダル履きです。喫煙者も多いです。
4.乗り降りについて
とにかく案内がないので、最初は戸惑います。
他のフェリーだと、車で乗船するときは「車検証」を用意しないといけないことが多いのですが、必要ありません。
ただ、順番に並んで係員の誘導に従って船内に車を入れるだけです。
(予約したときに出てくるQRコードを印刷した紙を見せる必要はあります)
車の同乗者は、
乗船時は、車から降りて徒歩乗船の人と一緒に乗船します。
下船時は、ドライバーと一緒に車に乗って下船します。
5.感想とまとめ
40年以上前に、学割を使って何度かフェリーで帰省しました。
その頃は何人かの仲間といると、トランプなどをしながら楽しく過ごせましたが、1人や2人では寂しかった記憶があります。
今のフェリーは、ひとり旅でも二人旅でもたいへん快適に過ごせます。
空いてるし、安いし、また乗ることにします。