「百冊で耕す」(近藤康太郎:著)CCCメディアハウス という本を読んでいます。
そのなかで「新聞の書評欄と図書館ネットワークを活用する」という話が出てきます。
読みたい本を見つけるのに、ネットの書評サイトは浅すぎるので、新聞の書評欄が良い。新聞の書評欄は、なん百冊の新刊本から厳選された本のなかから、さらに読書の達人が読んで評価が良かったものを紹介しているという、すごく贅沢な内容になっている、というのですね。
ただ図書館で借りて読もうという場合は、新しすぎるので、1年前の新聞の縮刷版から探すのがお勧めだと筆者は書いています。
私も何十年振りかで新聞の縮刷版を見てみました。
が、無理です。 字が小さすぎます。読む気力が失せます。
ということで、縮刷版はNG!
でも、代わりの方法はすぐに見つかりました。
市立図書館くらいなら過去の新聞を保管しています。1年分くらいならすぐに読めるはずです。私の近所の図書館も、今なら2023年の11月の朝日・読売・毎日・日経は丸々読むことができます。
それを読むというのは「あり」かなと思いました。
しかし、もっと簡単で便利な方法を見つけました。
大手の新聞社のサイトでも書評欄だけは無料で読める(毎日、日経は除く)。しかも1年以上は遡ることができるので、それを読めば良いじゃないか、というわけです。
無料で読める新聞の書評欄(読書面)
朝日新聞:
好書好日:https://book.asahi.com/reviews/ 無料
読売新聞:
本よみうり堂: 無料
産経新聞
https://www.sankei.com/life/books/ 書評は無料
東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/f/book 無料
毎日新聞は有料ですが、紹介されている本のタイトルだけは無料でわかります。
最後に、「百冊で耕す」のなかから、ちょっとなるほどと思うことが書いてあったので、紹介します。
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ネットもテレビも「遅すぎる」。読んでよかった、見てよかった記事がほとんどないのに、(ネットもテレビも)読み飛ばすことを邪魔している。現代は情報過多なのではない。情報過少だ。(19〜20ページ)
ネット書店のリコメンドは見ない。
自分の好みにあった本ばかり読んでいたら、じつにつまらん人間になってしまう。自分の好みが増える。自分が変えられる。それが読書の最大の目的だ。(64ページ)
1日に3冊もの本を読む人間を世間では読書家というらしいが、本当のところをいえば、3度4度と読みかえすことのできる本を、1冊でも多くのもっているひとこそ、言葉の正しい意味での読書家である 篠田一士「読書の楽しみ」