還暦過ぎても

還暦過ぎても、心は少年のまま…

「BREATH 呼吸の科学」ジェームズ ネスター

「BREATH 呼吸の科学」ジェームズ ネスター:著 早川書房

この記事は個人的事情から思ったことを述べたもので、内容が一部に偏っていることを予めお断りしておきます。

 

人生は「呼吸」で決まる!
「不眠」「睡眠時無呼吸症候群」「肥満」「うつ」「虫歯」「高血圧」「喘息」「ADHD」 あらゆる現代病に終止符を打つ、「失われた呼吸の技術」とは?(帯より)

 

1.大事な技術は既に知っている話

いくつかの呼吸法が紹介されているが、以下の重要と思われる2つは知っているもの。
息を長く止めるようなラジカルな呼吸法があるが、失神の可能性も否定できない等試す気にはちょっとならない。

 

交互鼻孔呼吸

ストレス解消に効果てきめん。
この交互鼻孔呼吸、私は40年以上前から知っている。たしか沖正弘氏の本だったような・・・、やると頭が冴えます。

4−7−8呼吸

アンドルーワイル博士の提唱し、故・安倍元首相も実践していると話題になった呼吸法。
体のリラックスによく効く。

 


2.ガムでいびきや睡眠時無呼吸の予防改善

噛まなくなった現代人は、顎が小さくなり、いびきや睡眠時無呼吸に悩む人も多い。が、噛むことで、70代でも上顎骨が再成形され気道を広げることが可能であるという話。著者は器具との併用だが大幅に改善している模様。
ある医師は、1日2時間噛むことを推奨している。

 

ちなみに、「ガム 噛む時間」で検索すると、長く噛むな(10分以内)と言っている日本の歯科医もいる。理由は、歯がすり減る、顎関節に負担がかかる、顎の筋肉の酷使が頭痛を招くからだとか。

 

また「ロッテ 記憶力を維持するガム」には、「1回1枚を10分噛み、1日1パック(9枚)を目安にお召し上がりください」と記載している。つまり1日1時間半が目安になっている。

 

私の場合、試しに半分くらいの時間でやってみた。短期間ではわからないが、寝起きの調子が良いので、暫く続けてみるつもり。

 

3.鼻歌(ハミング)でバイアグラがいらなくなる!?

一酸化窒素といえば、血管を柔らかくし拡張させる物質。そのため血圧を下げ、血流を増やす効果がある。発見したルイス・J・イグナロ博士は、ノーベル賞を受賞した。
一酸化窒素は、男性の勃起にも重要な役割を果たしている。

 

この本には、ハミングは鼻腔での一酸化窒素の放出を15倍に増加させる、とある。
とすれば、もしかすると、鼻歌を歌いながらナニすれば、バイアグラを飲んだときのようなことになるかも・・・。

1日5分以上のハミングがおすすめ!