少し前のことですが、特養に入っている老父が高齢者叙勲というのを受けました。瑞宝双光章というものです。
*瑞宝章は公務または公共的な業務に長年にわたり従事した人に授与されます。高齢者叙勲というのは、春秋叙勲によって勲章を授与されていない功労者に対して年齢88歳に達した機会に勲章を授与するもの、とされています。
認知機能が衰える前は、叙勲を楽しみにしていた様子でしたが、コロナで家族にも会えない状況で、お祝いもできずに可哀そうなことになりました( ;∀;)
1.高齢者叙勲の流れ
老父の場合、誕生月の前々月と前月に、電話等で所在確認(生存確認)がありました。誕生月の20日付けで内定の文書が届き、翌月1日付で発表、数日後に担当の役所の方が持参する、という流れになったようです。
2.老人ホームでは…
役所の人が、賞状と勲章を持って来たのですが、老人ホーム側がコロナで面会禁止というわけで、職員の方が受け取るだけだったそうです。
職員の方は、老父に賞状と勲章を見せたのですが、少し興奮した様子が見られたとのことでした。
そんなこともあって、新聞や公報を見た人が面会に来たり、電話や電報もあったようなのですが、施設の人が取り次がなくなったので詳細はわかりません。
折角ご連絡頂いた方にはたいへん申し訳ないこととなってしまいました。
3.家族でのお祝いもできず…
ふつうであれば、家族でお祝いの席を設けたり、記念品でも作ってお世話になった方に送ったりするのでしょうが、それもコロナで行えませんでした。
4.勲章は意外に作りが粗い
賞状と勲章は、老父には少しの時間見せただけで施設の方が預かっておりまして、私たちが施設を訪れた際に渡されました。
私も初めて勲章なるものをまじまじと見ましたが、率直な感想は「意外に作りが粗いなぁ」というものです。
とはいえ、折角頂いたものなので、せめて額装しようと思っています。
(告別式で祭壇に飾ってあるのを見たことがあるので…)
おまけ:勲章は売れるらしい
ネットで見たら、勲章は業者が買い取ってくれるらしいです。売値が3万円くらいなので買値は2万円くらいとか…。
でも、売られていたとして、いったい誰が買うのでしょうね。